BW2環境

BW2が発売してFCとか教え技で環境の変化が発生しました。
ランダム準拠ダブル環境においての自分なりの考え方を書いていこうかなと。



・霊獣ランドロス

今回の環境変化一番の目玉と言えばFCしたコピペロス達ですね。
ランドロスは特性威嚇を手に入れ、相性補完としての性能が飛躍的にアップしました。
元々バランスがいい種族値だっただけに、FCすることで極端な種族値になるのではないかという不安もありましたが、変化したのは10程度のSとCぐらいで、耐久に全く変化がなかったため使いやすい数字に収まってくれたのではないかと思ってます。
実は地面技が効かない、威嚇、岩弱点ではないの3つの条件をすべて満たしたポケモンランドロスが初だったりします。
今回の新要素の中でも、ランドロスは圧倒的な汎用性を持つため、今後あらゆるところで使われるだろうと予想してます。


・霊獣ボルトロス

霊獣ボルトロスは、FCしたことでチェンジ前と逆に性質を手に入れました。
化身ボルトロスはS100〜110程度のポケモンを縛ったり、それなり速い相手でも悪戯心電磁波で機能を止めたりなど自分より速いポケモンに対して支配力を持っていました(勿論遅いポケモンに対しても弱くはなかったですが)。
しかし霊獣ボルトロスは、遅いポケモンを圧倒的なパワーで支配するポケモンになったのではないかと考えています。
電気タイプの中では規格外のC種族値145という数字を持ち、シャンデラの火力計算をしたことがある人は馴染み深いかもしれませんが、性格補正付きの一致120技、ボルトロスの場合雷は、臆病ラティオスの流星群とほぼ同じ火力を出すことができます。
また同条件で一致威力70技で、ラティオスのメガネ流星群耐え程度の耐久のポケモンを3発、メガネを乗っければ2発になるというのも着目点で、メガネボルトチェンジで半分以上削り去って退場したり、一貫性の高い目覚めるパワー飛行に威力を期待することができます。
さらに特性は蓄電で、電気飛行でありながら電気を通さないという、説明するまでもなく強いと言える要素を持っています。
とくに最近だと、穏やか化身ボルトロスという、電磁波をばらまく能力が非常に高いポケモンが環境にいたため、電気を通さないという特徴は、より一層強みとなっているのではないかと思います。

スペック、汎用性ともに申し分ない性能ではありますが、種族値以外の要素でも勝負できた化身ボルトロスと違って、ストレートに種族値で勝負するポケモンなので、ラティオスみたいに、自身を普通に縛れるようなポケモンの前ではあっさり動けなくなる一面もあります(打点を捨てて穏やか耐久特価みたいな霊獣ボルトを作ればこの限りではない)。
なので、そういう意味では普通のポケモンになったのかなって思っています。


・手助けニョロトノ

教え技で一番環境を揺るがしたのはこれなんじゃないかと思います。
ニョロトノが手助けを習得したことで、ロトムトリトドン等、キングドラの攻撃を耐えて雨パを妨害してたポケモンを手助け流星群で突破できるようになり、後手からキングドラに勝つ手段がかなり限られてきました。
キングドラ自身手助けを受ける上では申し分ない攻撃性能を持ち、横の攻撃を放置してでも自分の打点を1.5倍にする価値がとても強く、濁流を持っているため、手助けの問題点であると思ってる要素の一つである、結果的に効率の悪い集中攻撃と同じになるというデメリットも解消できます。
何よりも大きいのがニョロトノ自身が攻撃できるという点です。
手助けという技は、使い手の打点がない場合、横が行動制限されて守るしか選択肢がなくなった時、本体が腐りやすく、実質2対1になる問題点があると思っているのですが、トノは元々雨中で一貫性の高い水技を使うポケモンということで打点があるため、手助けをせずに攻撃する選択肢も残っています。

これらのことからニョロトノは全ポケモン中一番手助けを使いこなせてるのではないかと勝手に思ってたりします。


・いろんな教え技を手に入れたローブシン

ローブシンの新教え技は、他の上位層ポケモンと比べて無駄がないです(上位層抜きにしたらゴルーグとかいますが)。
散々皆からほしいといわれてた3色パンチ、手助け、ダブルだとダークホール禁止になったのであまり使われないと思いますが寝言なんかも覚えます。
真っ先に注目するのは当然冷凍パンチで、これによりブシンが今まで殴れなかったモロバレルランドロスに打点を出すことが可能になりました。
元々の選択肢だった岩雪崩も、ローブシンと非常にマッチしている技であったため全部冷凍パンチに切り替わることはないと思いますが、ランドロスがブシンに負ける可能性が出てきた点は、言うまでもなく大きい要素だと思います。
そして次に注目するべきは炎のパンチで、この技を手に入れたことで、ハッサムを一撃で倒す選択肢を手に入れました。
A188程度必要なので少し特殊耐久を犠牲にすることになりますが、S実数を62に設定してトリル中のハッサムを上から一撃で縛れる選択肢が生まれたのはかなり大きいのではないかと思っています。


・新しい追い風使い
ウルガモスサザンドラマルスカイリュー等が該当します。
イッシュの強力なポケモン夢特性持ちが追い風を使えるようになりました。
イッシュポケモンは強力な打点もかねそろえているのが多く、追い風とマッチしてるのが多かったため、それらが自分で追い風できるようになったのは、まさに文字通りの状況になったのではないかと思います。



あさればもっと書くことはありますが今回は主要な分をとりあえず書いて続きはまた近々書きます。