がにゅオフ使用パーティ メガネラティオス軸雨パBW2バージョン

今回のがにゅオフは準決勝で負けてベスト4でした。
50人近くの参加者でここまでの成績を残せたのも久しぶりな話ですが、優勝というもっと上を目指せるためここで満足せずに精進してきたいなと思っています。

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ラティオス 流星群 サイコショック トリック 拘りメガネ 浮遊
ニョロトノ 熱湯 目覚めるパワー草 滅びの歌 守る ソクノの実 雨降らし
キングドラ 濁流 流星群 身代わり 守る ハバンの実 すいすい
メタグロス コメットパンチ 思念の頭突き バレットパンチ 守る ラムの実 クリアボディ
霊獣ランドロス 地震 岩雪崩 蜻蛉帰り 大地の力 拘りスカーフ 威嚇
ロトム 10万ボルト オーバーヒート 目覚めるパワー草 守る イトケの実 浮遊

概要



BW1環境で使用したメガネラティオス軸雨パをBW2用に調整したもの。
BW2環境では、ニョロトノが手助けを習得したことにより、敵のキングドラの攻撃を受けてから反撃する手法を取ることがとても困難になった。
しかしこのパーティは、自分のキングドラを使って、敵のキングドラを確実に、しかも上を取りつつ処理するギミックが備わってるため、BW2環境にとてもマッチしていると判断した。
パーティ全体の変更点は、ランドロスが霊獣化した点と、カポエラーが炎ロトムに入れ替わった点の二つ。
ランドロスの霊獣化は、このパーティにとっては非常に大きな追加項目であり、単純に前のパーティのランドロスの動きに威嚇を絡めることが可能なため、パーティの安定度が飛躍的に上がった。
カポエラー→炎ロトムの変更点は、元々このパーティのカポエラーは、比較的ぐるぐる回すことが多いパーティにやむを得ず入れてる感じだった。
カポエラーの仕事のいくつかを霊獣ランドロスで補えるようになったため、無理なくナットレイを倒せ、水タイプにも打点が期待できる炎ロトムを採用した。
カポエラー→炎ロトムになったことにより、ラティに対する耐性が少し落ちたのは否めないが、ランドロスがとんぼでラティに高打点を与えて、バレット圏内に持っていきやすくなったため、その点で補っている。




ラティオス


実数値 155-*-101-182-130-178

火力
メガネ雷でメガネ流星群耐えの耐久を持つポケモン乱数下4程度以外で2発


BW1版と変化なし。
BW2の雨パは、ここの枠を霊獣ボルトロスにしている人も多いが、霊獣ボルトロスと霊獣ランドロスを縛って一撃で倒しやすい点と、ドラゴン相手にもラティオスの方が活躍の場が多いと判断して、こちらを採用した。
特に、vsラティ耐性が前回より落ちてる点から、最悪同速勝負できるという可能性を残してる事も大事である(勿論積極的には仕掛けない)。



ニョロトノ


実数値 197-*-103-126-130-100

火力 
雨熱湯で185-138メタグロス3発

物理耐久
181テラキオンの75%4段階岩雪崩耐え
187メタグロスの思念の頭突き2発耐え

特殊耐久
182ラティオスのメガネ流星群耐え
216霊獣ボルトロスのメガネ雷ソクノ込最大乱数以外耐え



こちらもBW1版と変化なし。
2になってから手助けの採用も増えたが、このパーティはキングドラの打点が低いことと、ラティオスが単体攻撃しか持っていない関係上手助けする価値があまりないと判断して投入しなかった。
また滅びの歌は、相手のクレセリアナットレイなどを放置して、最後に歌って倒す等といった動きにも期待ができて、デスラッキー対策を度外視しても役に立つ場面が多かったため、抜くことができなかった。
持ち物に関しても、霊獣ボルトロスという火力の高い電気技を持ったポケモンが出てきたため、よりソクノの重要度が上がった。
特に重要なのが控え目霊獣ボルトロスのメガネ雷≒臆病ラティオスのメガネ流星群であるという点であり、メガネ流星耐えのトノにソクノを持たせれば、結果的に控え目霊獣ボルトロスのメガネ雷耐えにも繋がることになる。
今回の配分は、霊獣ボルトロスのメガネ雷の方が最大乱数耐えになっているが、Sの方が余りを振っているだけなので少し落としてDに回してもいいかもしれない。


キングドラ


実数値 154-*-116-142-117-150

火力
75%雨濁流で185-138メタグロス3発

特殊耐久
ハバン込みで147キングドラの珠流星群耐え


BW1版との変化なし。
2環境のキングドラは後手に回ったら勝てないので、ナットレイトリトドンみたいなポケモンを使うより、自分のキングドラでメタを張りに行く事の重要性が上がっている。
ただし、ニョロトノの手助け+臆病キングドラの流星群という組み合わせで、メガネ以外のキングドラに突破される可能性も増えているため1環境の時に比べるとミラーで負ける可能性が多少増えている。
といっても敵のキングドラに手助けを重ねて流星群を使う行為は非常にリスキーであり、滅多なことでやられないorやられても同速のワンチャンスもあると判断し、このキングドラで大体の対策はできているとみなすこととした(当然型バレしてるなら躊躇なくその行動をされる可能性が上がる)。



メタグロス


実数値 185-173-151-*-141-91

火力
コメットパンチ+バレットパンチで207-133バンギラスが落ちる

特殊耐久
216ボルトロスのメガネ雷耐え


メタグロスがBW1構築より特殊耐久が上がっている。
このパーティは、ボルトロスランドロスの雪崩+グロスの思念で倒すという行動を取る時があり、その際にグロスボルトロスの雷で倒される状況があると困ると思ったため、メガネボルトロスの雷耐えまでDを上げた。
また、ランドのとんぼをラティに当ててグロスを出すというプレイングも多くする関係上流星群の被弾がとても多いため、その点でも高い特殊耐久が生きてくる。
火力もコメバレでバンギを倒せると言う本当に最低限の火力しかなく、メタグロスが上げれる特殊耐久のギリギリはここだろうと思っている。



霊獣ランドロス


実数値 164-197-110-112-101-157
火力
蜻蛉帰りで乱数上半分を引けばメタグロスバレットパンチラティオスが倒れる

特殊耐久
177サザンドラの流星群耐え



霊獣化したが、基本的な採用目的はBW1構築の化身ランドロスと同じである。
単純に化身ランドロスと同じ動きに威嚇がついてくるため、とんぼから呼び出す後続も今まで以上に安定する。
1構築のランドロスはCSベースだったが、こちらは蜻蛉と雪崩の打点を優先してASベースとなっている。
特にカポエラーロトムになった関係上、蜻蛉でラティに高打点をいれることができる点でAを振ることの価値が上がっている。
技は、霊獣で且陽気なのに地震に加えて大地の力を採用している。
このパーティはランドと飛んでないポケモンが並ぶことが多く、ランドと並ぶことが多い浮いてるポケモンであるメガネラティは、長く場にとどまれない関係上地震連打がしづらい。
そのような局面で大地の力は非常に使い易く、Cが112しかないとは言え、D実数120台のグロスなら大体2発で倒すことができる。
性格は蜻蛉とグロスの関係を見ると本当は意地っ張りにしたかったのだが、143〜157間は、スカーフ採用率の高い80族、FCロトム、控え目100族等抜かされたら非常にまずいポケモンが多くいて、特にスカーフ水ロトムに崩された時は本当にどうしようもなくなるため、陽気にした。
無邪気せっかちにすれば、C実数125を確保できD実数138クラスのグロスも2発になるが、Bはコメバレを大体耐える程度の耐久、Dはマンダラティサザンの流星群をギリギリが高乱数耐える程度の耐久なのでどちらも落とすことができなかった。



ロトム

実数値 157-*-127-160-131-114

火力 オーバーヒートで185-138メタグロス1発

物理耐久
実数182の一致80技(ラティオスサイコショックガブリアスのドラゴンクロー等)2発耐え

特殊耐久
C実数170までのメガネ水ロトムハイドロポンプ耐え

素早さ
補正なし全振りバンギラス+1



今回唯一のポケモンの種類自体が変動した枠である。
カポエラーの時の不安要素だった敵のメタグロスに対して微妙な存在であるという点、選出に無理が生じてポケモンを5匹選出したくなる状況が発生することが多かったと言う弱点をナットレイを倒すと言う仕事を残した上で克服している。
他の炎タイプと違う点は、雨中でも電気という主力技を持ち、しかも水タイプに高打点を入れることができると言う点であり、イトケを持つことで炎タイプでありながら雨相手にも出して戦うことができるようになっている。
技は雷ではなく10万ボルトを採用しているが、このロトムの選出基準の関係上、天候が雨以外の時に戦うことがかなり多く、素雷を打たないと行けない状況が多かったため、不安定だと判断した。
めざ草は当然トドン対策であり、イトケも持っているため濁流トドン相手にも反撃しやすく、ほぼトドンとの相性関係をひっくり返せている。
配分はDを多少妥協してまでSを114まで上げている。
これは、172水ロトムハイドロポンプを耐えるようにするとS実数が112という補正なし60族と同じになり非常に使いにくい値となり、といってもここから1上げても今度は補正なしバンギと同速というもっと使いにくい値になり、別にバンギに勝てるわけではないのだが、使い易い値という意味合いで114まで上げた。正直おまけレベルである。
用途は精々113バンギの雪崩で怯まない、こいつが抜かれたら相手のバンギは最速かスカーフだという情報を割る程度だろう。