事故要素を潰す1 上を取る
ポケモンというゲームは、命中率、追加効果、急所等といった多くの運要素があります。
一見勝てると思った勝負でも技が外れたり、急所を貰って負けてしまったという経験を、このゲームをやってる人ならほぼ全員がしたことあるのではないかと思っています。
しかし、その一見運負けに見える事でもプレイング全体や構築を見直してみれば、ある1点のプレイングミスがなければ運要素自体を排除できていたり、構築上どうしてもその確率が発生しやすかったりなど、意外と運要素というのはコントロールできる所が多いのではないかと思っています。
少なくとも、自分がこういう所を考えて対戦していると、純粋な運負けというのは数百戦に1回程度しか起こっていないように感じました。
これは、ポケモンに限らず、他の運と実力両方が絡むゲームにも言える事だと思っています。
というわけで今回はそういう運要素のコントロールに着目した話です。
例1
ラティオス | 竜の波動 | サイコショック | 雷 | トリック | 拘りメガネ | 156-*-100-182-130-178 |
ボーマンダ | 流星群 | 熱風 | ハイドロポンプ | 竜の波動 | 道具なし | 171-*-100-178-100-152 |
例2
ギャラドス | 滝登り | 地震 | ストーンエッジ | 守る | ソクノの実 | 202-159-99-*-152-101 |
サンダース | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | シャドーボール | 見切り | 道具なし | 141-*-80-162-115-200 |
どちらの例も、レベル50の状態で2匹がタイマンで勝負して、運要素が全く発生しないと仮定すれば上が特定の行動で必ず勝てるという組み合わせです。しかし、運要素を絡めていけばこの二つの例の結果は違ってきます。
例1の場合、ラティオスが竜の波動を使えば100%負ける事がありません。先制を取っていて命中100の技を使って確定1発で倒せるのだから当たり前ですね。
例2の場合は、この数字だとサンダースの10万ボルトをギャラドスがソクノ込みで確定で耐える事が出来て、ギャラドス側が地震をすればサンダースを1発で倒せますが、例1と違ってサンダースが先に動くことができます。
もし、サンダースの10万ボルトが急所に当たるか追加効果の麻痺を発生させてギャラドスが痺れてしまった場合、サンダース側が勝ってしまいます。
このように、ポケモンというゲームにおいて上を取られると、何かしら急所や追加効果による事故が発生することが多くなってしまいます。逆を言えば、上を取って相手を一撃で倒してしまうと自分側の事故をほぼ0にするということも言えます。改まって書いてますが、すごく当たり前な話ですね。
ただこの当たり前も構築時に意識するかどうかで結果がかなり変わっていき、例1のような対策の組み方が多いパーティは事故を起こしにくいし、例2のような対策の組み方を多くしているパーティは事故率が高くなるわけですね。
今回は相当基本的な話となりましたが、運要素のコントロールの話は今後も何回かやっていこうと思っています。