ポケセン対戦イベントレポート

自分は去年の10月ほどから、ポケモンセンター福岡であった対戦イベントに頻繁に参加してました。
ルールも普通なルールから変わったルールまで多種にわたり、それと同時に普段オフで見ないようなポケモンをプレイしてる層と絡むこともそれなりにありました。
てなわけで福岡を出る前に自分が出たルールと傾向、使った構築、参加者の傾向等をまとめておこうかなと思いました。


・自分の方針
変わったルールが比較的多く出てくるが、そのルール内の環境上位層だと思われる構築を積極的に使っていく。原則的には勝ちを狙っていく。



1.ポケモンセンターカップ


期日
2012年10月

対戦ルール
見せ合いなしシングル33
使用ポケモンランダム準拠+ペラップ
心の雫が使える

その他のルール
ステージが2つあり最初のステージで途中負けてもいいから3回勝つ。その後次のステージで2回連続で勝つ。勝った場合最後のステージでポケセンのスタッフと対戦。優勝等は決めない。

使用構築

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
アグノム 大爆発 挑発 リフレクタ― 光の壁 光の粘土 浮遊
サクラビス 波乗り 冷凍ビーム バトンタッチ 殻を破る 白いハーブ すいすい
キノガッサ ローキック タネマシンガン キノコの胞子 身代わり 毒毒玉 ポイズンヒール

対戦ルールの傾向と構築の説明

ランダム照準のシングル33ルールですが雫ラティが使える。一見すると雫ラティ1強に見えるが、雫ラティを考えずに組み込むとスタンチックな構築になりやすく、選出も変えられない3匹だけでそのような構築を作るとどこかに穴ができる。従って、スタンみたいな対策を張る構築を作るより広範囲に対応できて且こちらから仕掛けられるようなギミックパーティの方が強い。実際suraさんがほぼ同じルールでポケセンゴヤであった優勝決める対戦イベントでそのような条件を持ったレパルダスの構築で優勝しており、同じような条件を持った別案構築として出てきたのがサクラバトンからのキノガッサである。選出が見えないルールで殻破りバトンの妨害できるような要素を組み込むことが難しく、尚且つ壁を張った破りバトンを渡したキノガッサは、ほぼ全てのポケモンと戦えるため、広範囲の相手と戦えるようなスペックを要求するこのルールとはマッチしている。また、何かの事故でサクラバトンが失敗して素のキノガッサが出てきても、そこでガッサループが決まればそのまま勝ててしまう場合があるのも強みである。弱点としては、コンボを決める最中がひたすら受け身的でありその段階での事故がやや発生しやすい点である。

結果
アグノムの挑発に合わせてパルシェンに氷柱針を使われ、追撃の礫で突破されそのまま負けた試合が一つとサクラビスが殻を破ったタイミングでキングラーのハサミギロチンを食らって倒されてそのまま負けた試合が一つ。それ以外は全て勝ち、スタッフにまで行きついた。ただし、ポケセンスタッフとは壁アグノムのミラーになり、最後はビルドを積んで壁も残っている残飯ブシンを突破できずに負け。

参加者の傾向
ライト層に近いプレイヤーもいたと言えばいたが、シングルをメインにやってるガチ層っぽい人もそれなりにいた。また、自分が引いたポケセンのスタッフがスタッフサイドで一番やり込んでるらしき人で、ボルトロスがめざパ氷を飛ばしてきたり理論値らしきアグノムがダイブボールから出てきたり等の様子も見られた。


2.年末ポケモンフクオカカップ(仮)


期日
2012年12月末

対戦ルール
見せ合いなしシングル33
使用ポケモンランダム準拠+ペラップ


その他のルール
予選はステージが2つあり最初のステージで途中負けてもいいから3回勝つ。その後次のステージで負けるまで対戦を繰り返し、負けた段階での連勝数が記録され、連勝数が多い方から上位4名が本戦に抜ける。本戦はトーナメント式で優勝が決まる。

使用構築

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
アグノム 大爆発 挑発 リフレクタ― 光の壁 光の粘土 浮遊
サクラビス 波乗り 冷凍ビーム バトンタッチ 殻を破る 白いハーブ すいすい
キノガッサ ローキック タネマシンガン キノコの胞子 身代わり 毒毒玉 ポイズンヒール

対戦ルールの傾向と構築の説明
ポケセンカップと変更点がほぼないので省略。

結果
予選の最初ドンカラスにガッサを突破され負けるがそれ以外は問題なく勝つ。セカンドステージでは3連勝した後、4戦目で殻破りバトン+身代わり状態のガッサがHAに振られたマンムーに胞子即起き+タネガン2回止まりで耐えられた後の氷柱針で突破され負け。同率4位で3連勝が5人ほどおり、じゃんけんで予選抜けがきまることになったがじゃんけんに負けたため予選落ち。

参加者の傾向
秋のポケセンカップと同じく、ライト層に近いプレイヤーもいたと言えばいたが、シングルをメインにやってるガチ層っぽい人もそれなりにいた感じで、ツイッターで行くと言う表明をしてくれた人とも遭遇。また、努力値個体値等の知識を持ってると思われる小学生数人も確認し、実際に自分もメガネラティオスを使ってくる小学生と遭遇した。


3.ゲノセクトカップ


期日
2013年1月

対戦ルール
見せ合いなし44ダブル
使用ポケモンランダム準拠+ペラップ幻のポケモン(ミュウ、セレビィジラーチデオキシスダークライシェイミアルセウスビクティニケルディオメロエッタゲノセクト)
ゲノセクトを4匹中に必ず入れないといけない

その他のルール
時間ごとに区切られており、16人ほどを3回ローテーションさせ対戦。対戦会に近い形であり優勝は決めない。

使用構築

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
アルセウス シャドーダイブ 神速 剣の舞 守る もののけプレート マルチタイプ
ズルズキン ドレインパンチ 噛み砕く 猫騙 見切り オボンの実 威嚇
トゲキッス エアスラッシュ 熱風 この指とまれ 神秘の守り ラムの実 天の恵み
ゲノセクト 虫のさざめき 火炎放射 大爆発 守る 気合いのタスキ ダウンロード

対戦ルールの傾向と構築の説明
見せ合い44のダブルであるが、幻のポケモンが使えるためその環境は普通のルールとは程遠い。中でもカイオーガなどの禁止伝説が使えない中アルセウスが使えるため、間違いなくこのポケモンがトップメタであり自分が使うことと、その対策は必須となる。一応このルールでもミュウアルセウスみたいなことはできるが、クリスマスカップと違い他の禁止伝説がいないため、元々アルセウスに対してあまり強くないミュウよりvsアルセウスに特化されたポケモンであるズルズキンの採用をした方がよいと思い、アルセウスズルズキンで構築のスタートした。また、後続にトゲキッスを置くことでアルセウスシャドーダイブを防ぐことも可能で、とにかくvsアルセウスに特化した構築となっている。また、このルールでは必ずゲノセクトを入れなければならず裏を返せば相手のゲノセクト使用率は100%であるとも言えるため、こちらのゲノセクトはタスキ+最速+火炎放射にすることでミラーで負けないようにした。

結果
一人が小学生でありもう一人があまりガチ度が高めではないポケセンのスタッフだったが、一人だけミュウアルセを軸とした構築を使ってくる人を引いた。元々こちらがアルセウスのミラーに特化した構築であったため終始こちらのペースで勝ちをとることができた。

参加者の傾向
中学生以上のみの日、小学生以下の日、年齢制限なしの日の3日あり、自分は年齢制限なしの日に参加したが、ルールもルールであるためかとにかく小学生が多かった。話に聞いた感じ中学生以上のみの日もそこまで人はいなかった様子。何回でも参加はできたが流石にこれは収穫が薄いと感じ1回しかやらなかった。


4.サトシカップ


期日
2013年2月

対戦ルール
見せ合いなし33シングル
ポケモン使用可能

その他のルール
ステージが2つあり最初のステージで途中負けてもいいから3回勝つ。その後次のステージで2回連続で勝つ。勝った場合最後のステージでポケセンのスタッフと対戦(ただしスタッフ側は株ポケが用意したと思われるアニメのサトシの手持ちに合わせた構築となっておりプライベートのものではない)。優勝等は決めない。

使用構築

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 潮吹き 波乗り 冷凍ビーム 拘りスカーフ あめふらし
(Wキュレム) (流星群) (龍の波動) (冷凍ビーム) (クロスフレイム) (拘りスカーフ) (ターボブレイズ)
ナットレイ パワーウィップ 電磁波 ステルスロック 大爆発 ゴツゴツメット 鉄のトゲ
ミュウツー サイコブレイク 波動弾 大文字(冷凍ビーム) 瞑想 命の珠(カムラの実) プレッシャー

キュレムは初日、カイオーガは一週間後の別日程時に使用。ミュウツーは途中で技構成と道具を変更でカッコ内は変更前。

対戦ルールの傾向と構築の説明
簡単に言うとクリスマスカップのシングル33版である。言うまでもなくこのルールも環境のトップはアルセウスなので対策はvsアルセウスから考えることになる。今回の構築では、先発のポケモンアルセウスを削り神速に合わせてナットレイを出しゴツメ+トゲで倒すプランを立てた。また、ナットレイの電磁波→ステロ→爆発から起点を作りミュウツーの瞑想から全抜きするプランもある。ただ実はこの構築はミュウツーはでなくレックウザの予定だったのだが個体が用意できず仕方なしにミュウツーの採用となった。

結果
初日はナットレイバンギラスの大文字で倒されるなどしてライト層の小学生の負けかけたりするレベルに不安定だった。ミュウツーのカムラを珠にしてから多少マシになりなんとかスタッフにまで到達。一週間後に参加した際には、キュレムカイオーガとなり構築がかなり安定したため負けることなしでスタッフに到達した。

参加者の傾向
自分とそこまで離れてない年齢で、知識もある程度持ってそうな層もいるにはいたが、ルールの関係上もあってか小学生以下の層が比較的多め。また、知識を持ってる層も生粋のガチプレイヤーとは遭遇せず、その手の層はこのルールは避けていた様子が伺えた。




全体的な話

自分は今回今までポケモンをする上での活動拠点だった「オフ会」とは全く別の所でポケモンを多くしていたわけですが、シングルプレイヤーをメインとしてまだまだ自分が知らないガチ層は確かにいると感じました。ただ、この手のポケセン対戦イベントに頻繁に参加してる人たちと交流する機会もある程度あり、一応乱数調整などもやってる層ではあったのですが、ポケモンのガチ寄りな話(構築における細かい採用目的、調整、火力ライン、耐久ライン等)はなかなか出てこない環境で、そういう話が好きで且知ってる相手にはよくする自分としてはどこまで話をしても大丈夫なのか難しいと思った一面も確かにありました。

自分自身もう福岡にいる時間は長くないですが、九州のオフ層は土地的な関係で就職進学で定期的に人が減っちゃう傾向があるのでこういう所から発掘するのもいいんじゃないかなって思いました。