ネオ桂馬ンダの真の配分の意味

すづけさんの生放送とか見た人は知ってると思いますがネオ桂馬ンダというのは桂馬さんがバンギ環境になってから使ってる実数170-*-100-163-114-152(控えめ)の眼鏡マンダのことです。放送内では眼鏡流星群でH振りロトム高乱数1発、特殊耐久面がC実数115程度のスイクン(=冷凍ビームで無振りマンダ1発)の冷凍ビーム高乱数耐えと述べてましたがこれだけを聞いた時自分はこのマンダはあんまり強くないと感じました。何故かといえば引いた方が負けに等しいガブリアスとかに対しての逆鱗を耐えるとかならわかるのですが別にスイクンならば無理して冷凍ビーム受けてまで居座る必要はなく交代すればいいだけでスイクン本体も眼鏡流星群1.5発耐えられないから眼鏡マンダに対して交代受けで出せないです。むしろ眼鏡マンダ最大のメリットであるBよりに配分してるオボンソーナンスを眼鏡流星群1.5発で高乱数で落とすことができる(チェンジで出てきたソーナンスをそのまま倒すことができる)可能性を大幅に下げてしまうことが問題なんじゃないかと感じてました。
しかしながらロトム環境という面でつきつめて考えるとこの配分には全く別の意味があることがわかりました。


まずチェンジロトムというポケモンについて考えるときロトムに対してタイマンで勝てるポケモンはある程度いるわけですがロトムに対して安全に交代で出せるポケモンって実はほとんどいないです。特にロトムシャドーボールが非常に止めにくく眼鏡だった場合後手後手になるとかなりの被害を負うし10万ボルトと組み合わさることでほとんどのポケモンロトムを受けるということが難しいわけです。まぁハピナスとかカビゴンとかいわゆる有名な特殊受けでとめれますけどこの2匹は一般的に今の環境じゃ強力な殴り役を呼んでそいつらを迅速処理するスピードはないという認識が一般的です(勿論ちゃんと構築を工夫すればこれらのポケモンも未来があると踏んでますが)。となってくるとやっぱりロトムを止める仕事ができて且こういうパワーゲームのスピードに追いつけるポケモンっとなるとバンギラスになるわけで相手のガブリアスを強化させてしまうことがわかっていても多くの人が採用してるわけですね。
しかし桂馬さんはバンガブ構築を使わずにメタるところからスタートしてます。バンギガブをメタるだけなら簡単なんですがそこで絡んでくるのがやはりロトムです。バンギガブをメタった上でロトムに対して隙を見せないパーティにしないといけないというのはすごくハードルが高い作業となるわけです。とそこで桂馬さんの6匹を見てみるとガブリアスボーマンダスイクンライコウメタグロスヘラクロスです。ガブリアスボーマンダライコウあたりはロトムと直面しても勝つことができますがもしグロスヘラクロスロトムと遭遇してしまった場合このパーティ6体全てロトムに対しての攻撃に一貫性を持っていてヘラやグロスを起点に眼鏡シャドーボールを打たれてしまうとパーティが崩壊してしまいます。え、このパーティバランス悪いじゃんって思ったところに出てくるのがDに振られてあるネオ桂馬ンダとなるわけです。普通の無振りボーマンダロトムの無振り眼鏡シャドーボールを食らった時のダメージが 84 85 87 87 88 90 90 91 93 93 94 96 96 97 99 100 となるわけで高乱数で2発で落ちてしまいます。しかしネオ桂馬ンダに無振り眼鏡シャドーボールを当てたときのダメージは75 75 76 76 78 79 79 81 81 82 84 84 85 85 87 88 となり高乱数で2発耐えることができます。つまり普通のマンダはロトムに対して一度しかチェンジで出すことができないけどネオ桂馬ンダの場合ロトムに対して2回チェンジ出しできる可能性を秘めてるわけですね。火力もロトム1発で落とせるようになってますしこれならロトムに隙を簡単には見せることはなくなります。このメリットが存在するならばネオ桂馬ンダは配分の可能性のひとつとして考えることができナンスを倒せるか否かという問題と十分にてんびんにかけることができます。この調整の目的はスイクンなんて所詮おまけで実際は眼鏡ロトムを意識した調整なんじゃないかと自分はこの結果から踏んでますね。ただ注意したいことがいくつかあってこのマンダはロトムに対して安定しないパーティに入れることで仕事をするわけでバンギラスが入ってるパーティとか最初からロトムに強いパーティに入れても意味がないです。増してや最初からロトムがいないバトレボランダム環境やWI-FIのDS対戦の環境で使ったところでこの配分は何も生きてはこず無駄にソーナンスに倒されやすくなるだけの存在になります。あと眼鏡マンダの癖にソーナンスに弱いわけだから周りは当然ソーナンスに強くしなくてはいけません。実際桂馬さんはどくどく持ちを多くしたりハチマキメタグロスに大爆発仕込んでたりしてますね。ネオ桂馬ンダ本体にも毒を仕込んでいいと思います。
まとめるとこのボーマンダは以下のような構築に合ってるわけですね。

チェンジロトムが使える環境である
ロトムの攻撃を安全に防げるポケモンがパーティ内にいない
マンダの周辺構築がある程度ソーナンスに強い


長くなったけどまぁこのへんで