今回はレーティングシングルの話です。
話題としてはゲンガー、霊獣ランドロス、カビゴンを組み合わせたアーキタイプである
ゲンガランドカビをふと使ってみたくなって使用した際の初感を書き記すといった話です。
ちなみに、初感をつかむ上でQRレンタルを使用したのでそれも結果的には紹介することになりますが、内容としてはその構築に関する話ではなくアーキタイプに関する考え方の話です。
今回使用した構築は以下のものとなります。
・使用する前の構築に対するイメージ
使用する前は、ただ漠然とゲンガーとランドロスとカビゴンを組み合わせるとサイクルを回すことができて、ほかのそれと同じようにサイクルを回すという行為そのもので個体数有利を取って勝利する構築だと考えていました。
ようするに6世代以前にいた黒いヘドロ浮遊ゲンガーでサイクル回す感覚をこれでできると思ってたわけですね。
なのでこの構築に限って言えばランドロスのステロは序盤で積極的に使うものだと思ってましたしそれで相手のHPを削りながら戦えば勝てるのが構築の動きの核になるものだと思っていました。
逆に毒菱の使い方は特にイメージができていませんでした。
(このQRに限らず構築内に毒菱が何かしら採用されているゲンガランドカビは結構多いです。)
・上記イメージに基づいた運用結果
結論を言うと単純なサイクルのイメージではあまり勝てませんでした。
理由としては、ゲンガーが回せるサイクル数とカビランドが実際に回したいサイクル数に大きな差があったからです。
というのもこの構築に関してはサイクルの色を強くしようとしたとき周りに固めるは構築名の通りランドカビを添えることになるのですが、ランドはスカーフで、カビも地震1ウエポンと相手にかける圧力はかなり弱く相手を崩しきるにはかなり時間がかかります。
削る手段をステロに頼るにしてもスカーフランドでステロを使ってわざわざカビに変えてから欠伸をうってやっと欠伸ループが始まると手間が多いことからやっぱり時間がかかります。
もっと言えばHSベースのゲンガーでは少しステロで削っても相手を圏内に入れるまでが難しく上記運用ではどう考えてもサイクルが壊れるのが先なのはこちらで運用を考え直す必要があると思いました。
・有効だった運用
回しているうちにこの構築では勝ちパターンが大きくわけて二つあることが分かりました。
1:状態異常を大量にばらまいた相手に対してゲンガーが祟り目を連打して
全抜きをしている状態
2:ジャラランガやカミツルギが積んで全抜きしている状態
ゲンガランドカビっていうアーキタイプの話をするなら1の勝ち筋が特に重要です。
つまりはゲンガーが着地するまでにやらないといけないことは受けたり削ることではなく状態異常を大量にばらまいておく必要があるわけですね。
これを実現するためには初手でゲンガーを出してリスクの低い対面時に積極的に鬼火を推してバック、ゲッコウガの毒菱をばらまくというのが有効な手段となり、これによりなぜゲンガランドカビには毒菱がよく採用されているのかいう疑問と運用方法両方が解消しました。
なのでゲンガーで勝つパターンにおいてはステロを撒いていくことは必須ではないですし、むしろ鬼火や欠伸の眠りを受け入れるしかない状態まで面を作り上げてることのどちらかが重要になるというわけです。
ちなみに2のパターンを目指す場合は削っているという状態が強みとなりやすいのでゲンガーで勝つときよりステロを頑張って撒いていくことが勝ち筋につながりやすいです。
・まとめ
ではゲンガランドカビってどんな構築かといえばサイクルの手段を用いて起点を作る構築であると自分の中で一つの結論が出ました。
状態異常ばらまいてから受けるポケモンで流すというアクションは本来はサイクルの色がとても強いのですが、祟り目という技がこれを起点生成に変換しておりこれが見た目はサイクル本質は起点という現象を作り出していると感じました。
なので違う勝ち筋にジャラランガみたいなイメージしやすい起点型の勝ち筋も混ぜやすいわけですね。
これは別に結論というわけではなくむしろ逆で自分のゲンガランドカビの結論を出す際のスタート地点です。
これから時間があったらちまちま考えていこうと考えています。